羊一頭たりと滅びず
2019-08-03


≪О, не верьте ей, нет, не "изверг" клиент мой, как она его называла! Распятый человеколюбец собираясь на крест свой, говорил: "Аз семь пастырь добрый, пастырь добрый полагает душу свою за овцы, да ни одна не погибнет..." Не погубим и мы души человеческой! Я спрашивал сейас: что такое отец, и воскликнул, что это великое слово, драгоценное наименование.≫

<試訳> ああ、彼女の言う事を信じないで下さい、いえ、私の依頼人は彼女が呼んだような “ 卑劣漢 ” ではありません! 磔刑にされた博愛者の人は、十字架にかけられるのを覚悟しながら、“ 我は善き羊飼いなり、善き羊飼いは羊たちのために命を捧げる、されば、羊一頭たりと滅びず…” と言われました。私達も人間の魂を滅ぼさぬようにしようではありませんか! 私は今、父とは何であるかと問い、それは偉大な言葉であり尊い名称なのだと叫びました。

・ 弁護士は、事件の具体的な内容から離れてドミートリィという人物像に焦点を当てています。無実を立証する材料に乏しいので、情に訴えるという印象は否めません。引用はヨハネによる福音書からです。
[ロシア文学]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット