自分の言葉ではないな!
2025-08-23


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≪- Это я для отводу... тогда... бежал с Митькой, - как бы заторопясь и заранее приготовившись, ответил Николай.
- Ну, так и есть! - злобно вскрикнул Порфирий, - не свои слова говорит!..пробормотал он как бы про себя и вдруг опять увидал Раскольникова.
Он, видимо, до того увлекся с Николаем, что на одно мгновение даже забыл о Раскольникове. Теперь он вдруг опомнился, даже смутился...≫

<試訳> 「みんなの目をくらますためです… それであの時… ミーチカと駆け下りたんです」 まるで予め準備していたのを急ぐようにニコライは答えた。
「なるほど、やはりそうか!」 憎々し気にポルフィーリィが叫んだ。「話しているのが、自分の言葉ではないな!…」 彼は囁くように呟いた。そして不意にまたラスコーリニコフを見やった。
彼は明らかに、一瞬ラスコーリニコフについて忘れたほどニコライの事で興奮していた。今、急に思い出して慌てたくらいだった…

・ 判事はニコライが問いかけに余計な事まで話そうとしたり、筋書きを用意したような言い方をするので、自白に不審を感じます。とは言え、ニコライに対して声を荒げたり、ちょっとの間にせよラスコーリニコフを忘れるほど動揺した判事に、これまでの余裕のある印象が変わりました。
[ロシア文学]

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