人間の本性の弱さ
2017-08-17


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≪- Да, это была слабость природы... но я не мог тебе верить. Я не знаю, спал ли я или ходил прошлый раз. Я может быть тогда тебя только во сне видел, а вовсе не наяву...
- А зачем ты давеча с ним так сурово, с Алёшей-то? Он милый; я пред ним за старца Зосиму виноват.
- Молчи про Алёшу! Как ты смеешь, лакей! - опять засмеялся Иван.≫

<試訳> 「そう、あれは人間の本性の弱さだった… けれど、お前を信じる事はできなかったぞ。この前は僕が眠っていたか歩き回っていたか分からないからな。もしかすると、あの時お前を見たのは夢の中だけで、全く現実じゃなかったのかも知れない…」
「じゃあ、さっきはどうしてあんなに厳しくしたんだい? アリョーシャにだよ.。 彼はかわいい子さ。僕はゾシマ長老の事では、彼に悪い事をしたな」
「アリョーシャについては黙れ! 下僕のくせに、よくもそんな!」 再びイワンは笑い出した。

・ イワンは今も前回と同じ夢うつつの状態なのかも知れません。幻覚を相手のとりとめない話は、自問自答だと考えると彼の葛藤が分かるような気がします。
“ ゾシマ長老の事 ” は何を指すのでしょう。アリョーシャは、敬愛する長老が、死後腐臭を発した事に衝撃を受けていますから、紳士はこの事を “ 悪い事をした ” 、つまりそれが彼の仕業だったと仄めかしたように聞こえます。

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