恥をさらす事になりますよ
2017-07-05


≪- Не понимаешь ты меня! - укоризненно воскликнул Иван.
- Слишком стыдно вам будет-с, если на себя во всем признаетесь. А пуще того бесполезно будет, совсем-с, потому я прямо ведь скажу, что ничего такого я вам не говорил-с никогда, а что вы или в болезни какой (а на то и похоже-с), али уж братца так своего пожалели, что собой пожертвовали, а на меня выдумали, так как всё равно меня как за мошку считали всю вашу жизнь, а не за человека.≫

<試訳> 「僕を分かっちゃいないんだ、お前は!」 咎めるようにイワンが叫んだ。
「何もかも告白なされば、あなたはあまりにも恥をさらす事になりますよ。それより何より全く無駄ですな。それは私がこう率直に言うからですよ。私はそんな事は一度もあなたに話した事などないし、あなたは何かの病気のせいか (確かにそのようですからね)、あるいは、お兄様をひどく気の毒に思うあまり、自分を犠牲にして、私に対してぬれぎぬを着せた、それと言うのも、あなたはこれまでずっと私を蠅同然に見なして、人間だと思っていない方なので、とね」

・ スメルジャコフはしたたかに言い返します。イワンが犯行のいきさつを供述しても、全て彼の捏造で自分は関わっていないと言い逃れるつもりです。法廷で両者が証言した場合、大きな問題になるでしょう。それにしても、ドミートリィの容疑は状況証拠や証言で既に固められているので覆すのは簡単ではなさそうです。
イワンは離れて暮らしていたのですが、スメルジャコフは彼の侮蔑を感じてずっと恨みを抱いていたのです。
[ロシア文学]

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