僕が車椅子を押しますよ
2010-09-23


≪- Да ведь я урод, меня на креслах возят! - засмеялась Лиза, с зардевшимся на щеках румянцем.
- Я вас сам буду в кресле возить, но я уверен, что вы к тому сроку выздоровеете.
- Но вы сумасшедший, - нервно проговорила Лиза, - из такой шутки и вдруг вывели токой вздор!...≫

<試訳> 「だって私、身障者なのよ、車椅子を押してもらってるのよ!」 リーザが頬を朱に染めて笑い出した。
「僕があなたの車椅子を押しますよ。でも、あなたはその時分までにすっかり快復しているって僕は信じてるんです」
「だけど、あなたはどうかしちゃってるわ」神経質そうににリーザは言った「あんな冗談から急にこんな馬鹿げた結論を出すなんて!・・・」

 アリョーシャの真剣さに、いたずら好きのリーザ(前出の部分で母との間ではフランス語でリーズと呼び合っています。ここではロシア語表記でリーザとなっています)もさすがにためらいを感じているようです。物語としての面白さは別にして、以前から知り合いの仲とは言え、彼の結論は早すぎるのではと思ってしまいます。
[ロシア文学]

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